デザイン墓石について
ここでは墓石のデザインについて説明致します。
デザイン墓石とは
お墓と言えば、少し縦長の四角い伝統的な和式のお墓の形を連想される方が大半ではないでしょうか。
ゴルフボールの形をしたお墓、タバコの形をしたお墓、汽車の形をしたお墓、書籍をあしらったお墓など、非常に自由な発想のもとでより故人のイメージによりクローズアップしたお墓が増えてきています。
同様に墓石に刻まれた文字は、「○○家先祖代々之墓」というような伝統的な家をイメージするものではなくて、例えば「和」「邁進」「心」などの文字が使われています。
じつは、この10年ほどで、お墓の形、墓石のデザインも、大幅に変化し始めています。
こうした今までの墓石の既成概念にとらわれない様々なかたちの墓石を、業界では「デザイン墓石」と総称して呼んでいます。
お洒落で他に類を見ないとても存在感のある斬新な墓石、趣味や嗜好を凝らして故人の想いを表現した墓石、オリジナリティを大切に思う方にはぴったりの魅力ある墓石、それらがデザイン墓石です。
旧来の墓石デザインの固定観念にとらわれない自由な発想でデザインされた墓石です。
お墓というものがデザイン次第でこんなにも明るくなるものかと誰しもが思うことでしょう。
デザイン墓石専門の霊園は、石という素材であるがために、彫刻やデザインなど意匠がほどこされ、まるで野外美術館のようで、見ている人を決して飽きさせません。
デザイン墓石はひとつひとつがまさに独創的なARTそのものです。
デザイン墓石の発祥地は欧米やヨーロッパで、個性を重んじる西洋の墓地では、数多くのデザイン墓石を目にすることができます。
こうしたデザイン墓石を生み出しているのはもちろん発注者であり、提案する石材業者であり、デザイン墓石をクリエイトしていくデザイナーたちです。
しかしながら、デザイン墓石はまだ少数であるがために、従来の和式の墓石に比べると扱い業者は限られており、予算的にもかなり割高になってしまいます。
同時に受入れ霊園も制限されているので、もしデザイン墓石建立のご予定がおありでしたら、墓地や霊園の管理者に前もってご相談された方が無難でしょう。
デザインは完全にオリジナルでもいいの?
デザイン墓石はそのオリジナリティを追求するあまり非常に奇抜で特異なデザインになっているものもあります。
デザインとしては、完全にオリジナルなものでも問題はありません。お墓の形態は自由です。
しかし、実際の建立となると、多くの寺院墓地や公営霊園では、他の墓石とのバランスがとれないとの理由で、規則で、ある種のデザイン墓石を制限しています。
周囲の墓石より目立って一段と浮き上がってしまう、という調和・美観の問題です。
特に公営霊園の場合はどこでも厳しく制限されています。
こうした墓地や霊園では、「自分のお墓だから自分の思うようなオリジナルデザインのお墓を自由に建立・・」とは簡単にいきません。
建ててしまった後に問題が起きないとも限りません。事前に必ず、墓地や霊園の母体・管理者に相談して許可を得ておく必要があります。
そうは言っても、一部の民営霊園では、その限りではありません。
例えば、東京都の奥多摩霊園の「彫刻の森」は自由墓地になっていて、デザインは完全にオリジナルでも問題ありません。
メモリアルアートの大野屋では、大阪府南河内郡の自社霊園の一画(南大阪支店 TEL0120-61-3388)にデザイン墓石専門の区画を設置しています。
なお、どうしても自分の墓地ではオリジナルなデザイン墓石が認められないときには、分骨という最後の手段もあります。ご自宅の敷地内や故人に縁りのあるほかの場所に、分骨して遺骨の一部を祀ることはできます。
その場合は、墓地の墓石としてではなくて、慰霊碑とか記念碑という体裁をとり、そこに自由なオリジナルな墓碑や記念碑を建てるのです。
デザイン墓石を参照できる図書やサイト一覧
- http://www.zenyuseki.or.jp/grave_design_contest/prize_winners_14
- 社団法人全優石ではデザイン墓石のコンテストを毎年ひらいています。デザイン墓石をお考えの方はぜひご覧下さい。非常に参考になります。
- http://www.butuji.co.jp/gaiyo/beautiful/index.html
- 『デザイン墓石写真集』の冊子版『美しい墓』(六月書房)の書籍紹介ページです。デザイン墓石のガイドブックで、実際に建立された施主8人へのインタビューから104基のデザイン墓石のカラー写真、また付属品の墓碑銘や花立て・香炉も掲載されています。
- http://www.atpress.ne.jp/view/6465
- 株式会社サンセキのデザイン墓石シリーズ「Tempus(テムパス)」ブランド他をWEBで説明。墓石メーカー最大手の株式会社サンセキでは、団塊の世代をターゲットにしたデザイン墓石シリーズが知られています。
- http://www.interrock.net/
- インターロック社のWEBページでは、洋型デザイン墓石、和型デザイン墓石、モダンデザイン墓石が区別されています。豊富な写真資料は必見です。
- http://www.youtube.com/watch?v=_fIsLFNYo1I
- ご存知のYouTubeでもデザイン墓石をしることができます。今、お墓づくりが変わろうとしています。単なる石ではなく 想いを未来に届けるデザイン墓石の時代です。 .
- http://www.ikkyuu-san.co.jp/list/boseki/yougata.html
- 株式会社一休さんのサイト。デザイン墓石の商品の例・・「はるかな旅路」 は流線形にピンク色が映え、かわいらしいお墓です。「散歩道」は手前の階段をなくしたフラットタイプ。車椅子でもお参りが楽にできるお墓です。 「遥」は遠くへ旅立っていった大切な人への想いからデザインされたお墓です。ほか。
- http://boseki-info.com/design-site.html
- 墓石.comはデザイン墓石の取り扱いサイト・石材店情報が満載です。家族単位から個人のお墓作りと概念が変わりつつある中、ネット上で展開しているデザイン墓石を取り扱う石材店やサイトを厳選しています。
- http://www.ishinoya.co.jp/tomb/design.html
- 和型墓石や洋型墓石ではない墓地の雰囲気に合わせた「いしのや」のデザイン墓石はお薦めのひとつです。デザイン墓石の施工例を珍しいオリジナル・デザインの写真付きで見れます。
- http://www.boseki-sekizai.net/boseki/design/new.html
- お墓の悩みに役立つQ&Aと相談・・お墓の相談をする・・お墓入門講座・・デザイン墓石・・お墓づくりの手順・・墓参りのしかた等々。デザイン墓石のおすすめの一冊も紹介。
- http://www.otsukastone.co.jp/chishiki/orignal.html
- 埼玉を中心に関東で幅広く石材を扱う株式会社大塚のHP。お墓の基礎知識・・お墓の種類・・オリジナル デザイン墓石(心を刻む石)、ほか。
- http://www.sankou-sekizai.co.jp/design.html
- サンコウ石材店のデザイン墓石の建立例は豊富です。当サイトを見ればきっとデザイン墓石がほしくなるのは明か。
- http://www.nichiryoku.co.jp/boseki/design.html
- 「21世紀のお墓はこれだ!人気コンテスト」では、すてきなお墓が勢揃いです。デザイン墓石一覧/ 霊園/墓地/堂内陵墓、etc。
デザイン墓石は真似できるか?
近年、墓石のデザインにも大きな波がやってきています。
デザインの一貫性やコンセプトの確立により、ターゲットを見据えた独自商品としてのデザイン化です。
町の石材店が個々の墓石を独自にコツコツと彫って仕上げていくのとは違って、デザインから構造計算、石材の選定、自動彫り、ネーミングなど、あらゆるクリエイティブ性機動性を導入して一定のコンセプトのもとに作り上げる新たな墓石ブランドが登場しています。
そんな傾向はデザイン墓石だけに限りません。定型的な和式墓石といえども同じです。
これら墓石は、デザインやブランドなどの意匠登録、商標登録を申請、取得することによって、ブランドの品質や独創性を維持し、模倣品の登場を排除します。
意匠登録証とは、オリジナルデザインの特許のことです。
オリジナル墓石のデザインを考えついたらまず特許庁に意匠登録の認可を受け、商標登録でブランド化することにより商品価値を一層高めようと言うものです。
登録済みのデザインを無許可で模倣した人には、罰則が科せられます。
たとえデザインがまだ未登録でも、その画像やコンセプトなどを勝手に自分のものとして引用したりすると今度は著作権の問題も生じてきます。
社団法人「全優石」という全国の優良石材店で構成する業界団体では毎年、墓石デザインのコンテストを実施しています。2008年14回コンテストでは、雪だるま式のデザイン墓石が最優秀賞を獲得しています。
こうしたコンテストを通じて現在の流行りの最先端の墓石デザインを知ることができます。
洋型墓石について
墓石のタイプは様々です。
大きく分類して、和型墓石・洋型墓石・デザイン墓石の3つにわけられます。
洋型墓石は高さが低く横長の安定感があり、横置きのために視界が開けて明るい雰囲気を感じるのが特徴です。
モダンで見た目の格調も高くおしゃれな雰囲気を持つので、女性の方にも人気です。
ガーデニング霊園や西洋風墓地、芝生に直接洋型の墓石を置く芝生墓地などの出現により、日本でも急速に普及しつつある形式の墓石です。
最近ではキリスト教徒の墓地だけでなく、仏式の寺院墓地でも洋型の墓石を見かけることがありますが、やはり民営の霊園で建てる方が多くなっています。
墓石に刻む文字も「先祖代々〇〇家」という家名以外に、好きな抽象的な言葉を刻んだりレリーフをほどこしたりする方も多いです。
洋型墓石は省スペースで建墓できるということも特長のひとつです。
費用に関しても、外柵工事や土盛りを必要としない場合が多く、和型に比べ低価格で建てることができます。
さらに、縦長の形状のために地震などで倒れやすい和型墓石と違って、そんな心配も要りません。
洋型の墓石の形式は、主に「オルガン型」と「ストレート型」「プレート型」に分けられます。
オルガン型とストレート型はそれぞれ竿石と台石によって構成されますが、台石が一つのものは一段型、二つのものは二段型と呼ばれています。
オルガン型は竿石が斜めに加工されますがストレート型は垂直に加工されます。
三つ目のプレート型は海外の墓地でよく見られるような、芝生墓地にプレートを敷くタイプの墓石です。

